自分のWhyに目を向け対話できる場づくり -竹崎美羽-

KSPArticle, Interview

KOCHI STARTUP PARK

自分の”Why”に目を向けるために

多くの人が日々の生活を送る中で、忘れがちだけど一番に大事にすべきだと思うことは、自分のWhyに定期的に目を向け対話することだと思います。

大学の授業やワークショップでは、難しい言葉が並んでいたり、自分が何かプロジェクトを行う中で他人からたくさんのことを言われたりすると思います。私も、つい格好つけて、思ってもいないことを難しい言葉を使って言ってしまうこともあります。プロジェクトについて、いろんな人に説明する中で、「実現できないと思う」「休学する意味が分からない」「やりたいことについて考えて何になるの?」など様々なことを言われます。

でも、いつも自分に気付きがあるのは、自分のWhyに目を向け対話しているときなのです。自分の人生を語りながら、言語化することや相手からの言葉をもらうことで新たな気付きがあったり、相手の人生に耳を傾けながら、共感し自分自身の内省になったり。

もっといろんな人と、自分自身について一緒に考える機会をつくりたい、何か悩んでいる人・挑戦したいと思っている人と一緒に、定期的に自分を見つめなおす機会をつくりたい、そう思いました。

また、私が「こんな自分になりたい!」と描けるようになったのは、たくさんの魅力ある大人に出会うことのできる環境があったことが大きく関係していると思います。

ここ1年かけて、恩師から紹介される起業家や社会人、多くの人と出会い、お話しさせていただきました。たくさんの大人と出会う中で、様々な働き方や考え方に触れてきました。こんな働き方がしたい、こんな人になりたい、と思わせられる人にたくさん出会いました。

私がこれまで出会ってきた方々は、自分ひとりの力ではなかなか出会えない方々ばかりです。よく大人の方々からも、「学生のうちにこんなすごい人に出会えて良かったね」と言われます。今まで触れてこなかったような価値観と出会う機会を提供してくれた恩師には本当に感謝しています。

しかし、高知県はまだ、人と出会う機会が少ないように感じます。

実際に都市部に行くと、毎日のようにワークショップやイベントが開催されていて、あるテーマに興味のある人々が集う場が形成されているのに対し、高知県は、ワークショップやイベントなどの人と出会う機会や、コミュニティスペースが少ないです。

私は、高知のような地方でも、人と出会う機会に富み、創造性が溢れる場をつくりたいと考えました。人と出会うことで、自己実現に向け一歩踏み出す機会や、協働パートナーの発見、共に切磋琢磨し合いながら支え合う関係の形成を実現してほしいと考えたからです。

なぜワークスペースに特化させたのか、と聞かれると、新たな仕事が生まれるコミュニティをつくりたいという思いと、単純に今の状況が不便だから、という理由です。

どこかでパソコン作業がしたい!と思ったとき、私たちが選べる、高知市内のWi-Fi・電源完備のスペースの選択肢は、スターバックスやマクドナルド、コンビニのイートインコーナーに限られます。そのため、これらの場所の電源スペースはいつも飽和状態にあります。さらに、自分自身が場づくりを行う中で、高知市中心部でワークショップがしたい!と思っても、Wi-Fi・電源に接続でき、自由にワークショップが開催できる場所は、ごくわずかです。

私は、高知県立大学永国寺キャンパスで毎回のイベントを開催していたのですが、私は高知大学の所属なので自分で場所を借りることができないし、Wi-Fiの接続もできません。

快適にパソコン作業に取り組みたい人や、ワークショップ・イベントを開催したいと思った人が、快適な空間を利用でき、なおかつイベント運営等をサポートしてもらえるような環境をつくりたいと考えました。

 

チームだからこそ、メンバーのWhyに目を向ける

──いま、コワーキングスペースを立ち上げていくにあたって、正直困っていることや壁になっていることがあれば教えてください。

立ち上げを行う中で、自分自身のマネジメント能力の低さを常に感じています。

チームメンバーと一緒に立ち上げていくにあたって一番気をつけていることは、そのチームメンバーのWhyに目を向けておくことだと考えています。このOUCHIプロジェクトが、メンバー自身とつながるプロジェクトであってほしいからです。忙しいとよく忘れがちですが、たまにはチームメンバーと対話する時間をとることも本当に大切だと思います。

ミーティング時の様子

この点に関して、大事にしたいと言いながら、日々のタスクに気をとられ、あまり実行できていないように思っています。チームのマネジメント能力は、本当に見直さなければならない自分の課題ナンバーワンですね。

また、学生メンバーでの起業となると資金面での問題も大きいです。毎日のように、チームメンバーと一緒に収支計画に向き合う日々が続いています。

クラウドファンディングでの資金調達がメインになってくると思うので、ぜひご協力をお願い致します!

 

──最後に、コワーキングスペースに興味を持ってくれている人や、アイデアソンに参加しようとしてくれる人に向けたメッセージをお願いします。

「共創の場づくりアイデアソン」ということで、OUCHIにぴったりなアイデアソンだなぁと思っています。OUCHIも、集まる人々と共に創っていく空間でありたいと考えているからです。

参加者の方々と一緒におもしろいアイデアを創っていけるような時間にしたいです。きっと素敵な時間になること間違いなしですね!

 

そんなOUCHIで、9/9(土)・10(日)に「共創の場づくりアイデアソン」が開催されます。このアイデアソンは、ファシリテーター(講師)からのインプットを得ながら、【アイデアを0から考え抜く力】【他者とコラボする力】【アイデアをビジネスにする力】を育む、短期集中型アイデア創造イベントです。

詳細・お申し込みはコチラ>http://startuppark.org/program/ideathon1/

 


竹崎美羽/OUCHI project代表

1996年11月25日生まれ。高知県高知市出身。高知大学地域協働学部休学中。大学2年の頃、恩師がきっかけで、ワークショップやイベントに参加し、多くの人に出会うことのできる環境に影響を受け、多様な人々が集まる場づくりに興味を持ち始める。高校生や大学生が大人に出会うことのできる対話の場づくりに取り組む。現在は、マイプロジェクトを活用した場づくりや、コワーキングスペースの設立に向け活動中。