共創の場づくりアイデアソン レポート!

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去る99日〜10日、アイデアソンが開催されました!

これは、ファシリテーター(講師)からのインプットを得ながら、【アイデアを0から考え抜く力】【他者とコラボする力】

【アイデアをビジネスにする力】を育む、短期集中型アイデア創造イベントです。

今回のアイデアソンで大事にしているテーマは「共創の場づくり」。

KOCHI STARTUP PARKでは、社会の変化するスピードが加速し、様々な背景を持った人々の多様なニーズに対応することが、

ビジネスの世界だけでなく、社会全体に必要とされている昨今だからこそ、多くの人々の手によって共に価値を生み出し、

創り続けていけるような「共創の場づくり」をしていきたいと考えているからです。

たくさんのご応募をいただき、当日は会場の中が参加者の方とファシリテーターでいっぱいになっていました。

 

そんなアイデアソンの会場となったのは、本プロジェクトから始動したコワーキングスペース”OUCHI”です。

先週のDIYイベントにおいても盛り上がりを見せた、新設されたばかりの空間にて「共創の場づくり」を実践していきます。

さて、アイデアソンとはそもそも「アイデア」と「マラソン」を掛け合わせた言葉ですので、限界まで脳みそを使うアイデア発想は、まさに知の持久戦です。

「高知県に必要な共創の場を作り出す」というテーマで具体的な施策を出し、実際にプロトタイピングしていくのが、このアイデアソンのゴールになります。

 

 

まずは、これから二日にわたり、アイデアを共創していくグループの皆様とテーブルでご挨拶。

カタルタという強制発想ツールを使って、「いっそ」「きっと」「つい」「そういえば」などの接続詞をランダムに用いながら自己紹介をしていきました。

普段なら語らないような自分の一面を引きずり出されるカタルタで、グループごとの一体感も高まります。

 

さらに、そのアイデアソンの舞台となる”OUCHI”プロジェクトの代表、竹崎美羽さんからもご挨拶がありました。

このKOCHI STARTUP PARKでの起業文化の先駆けとなる若者の言葉に、会場の皆さんが真剣に耳を傾けます。

コワーキングスペース”OUCHI” 代表の竹崎美羽さんの記事はこちら

 

ファシリテーターはKOCHI STARTUP PARKProducerである滝本と、GOB Incubation Partners株式会社 共同代表の山口が担当。

その他のサブファシリテーターたちも、独自のコンセプトを持った空間の設計やコミュニティのデザインに関わっている人物たちです。

彼らが各テーブルに一人ずつ入り、参加者の皆様と一緒にアイデア発想を行なっていきます。

 

そして、より革新的なアイデアを自由に発想していくためには、次の心構えと考え方が大切です。

それは、

心構え① 他人の意見を否定しない

心構え② 「聞く」と「話す」を50:50

心構え③ とにかくやってみる、言ってみる

ことです。

そして、

考え方① 実在の一人の願望(インサイト)に徹底的に注目し、

考え方② その願望に基づいてアイデアを創発し、

考え方③ アイデアを具体化して実際に試しながらブラッシュアップする

こと!

この手法をデザインシンキングと呼びます。

これによって、社会を変えうる本当に価値のある新しいアイデアを作り出せるのです。

 

したがって、皆様にはまず「高知県に必要な場ってどんなところだろう?」ということを考えるために、

一人ひとりが日々の生活の中でどんな不満、不足が感じられるかを洗い出していただきました。

そこから具体的なペルソナを策定し、その対象者のインサイトを抽出していくために、インタビューや分析を行うのです。

今回は、高知県で働く瀬戸さんと尾崎さんにインタビューをしました。

どんな質問項目ならインタビュイーの価値観や深層心理が透けて見えてくるのかをみなさんが真剣に考え、

さながら記者会見のような形で、質問と対話が飛び交います。

 

実際にインタビューを経て、今度はインサイトの抽出にかかります。

対象者から聞けた言葉を手掛かりに、その背景を考え、本人さえも気づいていないような深層心理を考えていきます。

できるだけたくさんの背景を想像することが、よりシンプルかつ真実に近いインサイトを出す上でのコツになります!

各グループからの発表では、参加者から「本当は自信がないのでは?」「本当は外部からの期待に応えようとしているのでは?」など、

インタビューを受けた本人も思わずドキッとしてしまうような人物像やインサイトが次々と浮かび上がりました。

 

 

最後に、抽出したインサイトに基づいてアイデアを発想していきました。

短い時間で集中して脳を使い続け、参加者の方々にはお疲れの表情も見られましたが、消費されたポストイットの量が

そのアイデアの充実ぶりを物語っていました。

 

 

二日目は、これらのアイデアをより進化させ、実際にプロトタイピングを行なっていきます!

 

まずは、前日に出したアイデアを復習し、より膨らませるところからスタート!

統合思考や転換思考を使って、アイデアにより一層のブラッシュアップをかけていきます。

統合思考とは、複数のアイデアの良い部分(エッセンス)だけを抜き出し、掛け合わせることで新しいアイデアにたどり着く考え方。

転換思考とは、既存のアイデアが前提としている条件そのものをあえて覆してみることで、全く違うアイデアを生み出す考え方のことです(例えば、iPhoneが前提としている「ボタンが一つだけである」という条件をあえて転換してみるなど)。

どんどんポストイットが消費されていき、参加された皆さまの頭がフル回転していることが伺えます・・・。

 

 

アイデアソンの開始前はスッキリとしていたOUCHIの壁が、参加者のみなさんのアイデアとワークシートで埋め尽くされていきます。

 

さらに、これらのアイデアを絞り込んでいかなくてはなりません。

そのために、実際にこのアイデアを試す際に関わるステークホルダーのニーズや考えを知る必要があります。

 

そこで、今回はこの会場を提供してくれているOUCHIメンバーにインタビューしてみました。

「OUCHIとして大切にしていることは何か?」を聞くことによって、アイデアを絞るときの判断軸を持つことができます。

 

 

そのインタビューの結果をもとに、自分たちが発散し、進化させたアイデアに収束をかけていきます。

どれも魅力的なアイデアばかりなので、みなさん模造紙を前に真剣にディスカッションされていました。

 

そして、最後に大事なプロセスがもう一つ残っています。

デザインシンキングをする上で欠かせない「プロトタイプ」です。

 

子どもが工作に使うようなありふれた材料を使って、アイデアを実際に手触り感あるものにしていきます。

こうすることによって、言葉で説明せずとも一目でアイデアの概要を伝え、多くのユーザーに意見をもらうことができるようになります。

 

机いっぱいに広げられた道具をもとに、参加者の皆様が思い思いにアイデアを具現化していきます。

 

中には、自分たちの作った小道具を用いてスキット(小芝居)することで、アイデアを実演してみせる班も。

皆さまのアイデアの発表とフィードバックをしたところで二日間にわたるアイデアソンは無事に終了!

とても短い期間で生み出されたとは思えないような、参加者とファシリテーターの総力を結集した力作が揃いました!

この二日間で、高知にまた一つ、社会を変える可能性を秘めたアイデアが誕生しました。

今後もステップアッププログラムやデモデイを通じて、たくさんのアイデアが羽ばたいていきますので、どうぞご注目くださいませ!!