『トワイライトワークショップ ~自身のコンテンツを作り、発信する方法~』を開催しました!
9月22日、こうちスタートアップパークでは、今年度の新たな取り組みとして、事業活動に直結するテクニックを、平日の夕方から学ぶ「トワイライトワークショップ」を開催しました。
平日にもかかわらず、満員御礼でのスタートとなり、「自分のコンテンツをつくり、発信する方法を学ぼう」というテーマで、NewsPicksコミュニティチームキャスティングディレクター、出版プロデューサーである古屋荘太氏に講師として登壇いただき、高知で起業を目指す方や既に起業されている方に対して、自己プロデュースのための「発信」をする考え方やポイントについてお話しました。noteですでに発信している方や、自分のビジネスを発信したいという思いを持っている方が多数集まり、熱量が高く学ばれている様子が印象的でした。
まずは、セミナーに参加した動機などを自己紹介として発表してもらいました。古屋氏から、「自己紹介を聞いたうえで、あなたは今日はどなたとお話をしたいと思いましたか?」という質問が参加者全体に投げかけられました。
「○○さんと話したいと思った、私も○○だったから」と共通点を踏まえて、話したいと思った方をあげておりました。
「心を動かされるのは共感性」であると説明があり、参加者のみなさんからは、深いうなずきがおきました。
前半では、出版業界の人が考えている思考の枠組みを説明していただき、コンテンツとは何か、情報とは何か、を出版を仕事にしている方の言葉で語ってくれたのが印象的でした。
古屋氏が定義するコンテンツとは「人がそれで動くか、お金を払いたいか」ということがコンテンツであるということでした。
WEB上に無料の情報があふれている中で、読者を動かすことができる文章をコンテンツと呼ぶことを意識してほしいと古屋氏は熱く語りました。
また、具体と抽象についての考え方、専門的知識をいかに具体的にその人に合わせて伝えることができるか、など出版の世界で考えられている志向の枠組みについて多数の参考書籍と事例を交えて語っていただきました。
そして、コンテンツ制作のポイントとしては、作者が自分を落とす必要がある。いわゆる成功体験を語るのではなく、失敗体験を語る”しくじり先生”が大切。「多くの方は、成功体験よりも、失敗体験を聞きたがっていることを知ってほしい」と話しました。また、失敗体験のままで終わるのではなく、失敗から学んだこと、失敗から避けるコツを伝えることで、より読者が知りたい内容に変化していくことを教えてくれました。
また今回のセミナーは、講師の古屋氏と参加者のみなさんがしっかりとやり取りができるように構成されていたので、感想や質問などから、さらに議論が広がり、よりみなさんの学びも深まっているようでした。
参加者からも「初心者なので、こんな質問していいか分かりませんが、noteをやったことがないのでどうしたらいいか?」という質問にも、「まずはいきなり書き始めないことだ」と古屋氏は答えていました。プロフィールをつくり、タイトルをたくさん書きだしていく。800字程度の文章を毎週書いていくためには、目次づくりが大切。これから進んでいきたい航海図をつくっていくことが書き続ける力につながると教えてくれました。
「noteに関心があるが、書き続ける自信がない」という感想に対しては、「こういった活動(仕事)を通じて何をしたいのか」ということを自分に問い続けることが大切だと、古屋氏は語りました。Be(なりたい姿)はあなたしか考えることができないので、「なりたい姿は自分に常に問い続ける必要がある」とも語り、そうしないと書き続けられないし、人を動かす文章を書くためのポイントの一つは、「自分や社会に対してどんな問いを立てられるか」という姿勢に関係していると語りました。
また、講義後の交流の時間では、すべての参加者と古屋氏が交流し、「自分ならどんな文章を書いたらいいと思いますか?」といった個別の質問への回答や、noteに書いた文章を古屋氏が読み、フィードバックをされていました。
参加者のみなさんもそれぞれが話したい方と交流時間も取ることができ、非常ににぎやかなワークショップを開催することができました。またみなさんのnoteを拝見するのを楽しみにしています。
こうちスタートアップパークでは、このようにセミナーと交流を重視したイベントも企画しておりますので、次回の参加をお待ちしております!!