「こうちスタートアップパーク交流会 Kochi Startup Summit ~Tri-Hub~」を開催しました!

 10月29日(日)「こうちスタートアップパーク交流会 Kochi StartUp Summit ~Tri-Hub~」を帯屋町チャコールで開催しました。こうちスタートアップパークのイベントに参加するのが初めての方、これまでにも何度も参加してくださっている方など総勢17名が日曜日の午後にもかかわらず集まって下さいました。

 司会は、高知放送のアナウンサーの井上琢己さん。安定した進行で会がスタート。参加者同士が自発的に自己紹介を行うなど、活発な交流が生まれていました。

 参加者の自己紹介を終え、ゲストのみなさまからも自己紹介をしていただきました。





 1人目のゲストである日本政策金融公庫高知支店から参加してくださった石原達志さんは、今回の目的は参加者のみなさんに政策金融公庫に親しみを持って身近に感じてもらうことだ、と自己紹介をしてくださいました。多くの創業支援をされてきた石原さんに相談してみようと個別に声を掛ける参加者の方がたくさんおられました。


 続いて、2人目のゲストの野崎浩平さんは、現職の先生でありながら、一般社団法人ハンズオン代表理事を務めておられ、KochiStartUpBaseの運営をしています。

 最後に3人目のゲストである古谷文平さんは、高知サンライズホテルを事業継承されている方で、ご自身のホテルの付加価値として、ワーケーションや研修、レンタルオフィスができるBaseCampIn Kochiを運営されています。

 ゲストの方々も、ご自身でビジネスを切り開いてきた方なので、参加者の方の視線も熱くなりました。

 その後、ゲストの方々とのトークセッションがスタート。 大都市圏では、一企業だけでも起業コミュニティイベントが数多く開催されていますが、高知では協力していかないと永続的なコミュニティ運営が難しく、機会が多くありません。そのような背景もありコミュニティ運営や支援をしている方々に想いやその支援内容を伺いました。




 最初の問いは、「“人と人のつながり”、“仲間”は起業成功に影響するのか」ということでした。

 古谷さんの回答は、「“仲間”がまず最初のカスタマーになってくれることが多く、集客や宣伝についても協力してくれることがあるので、助けられた」と語りました。

 野崎さんは、同じ時期に起業した仲間がいて、同じ時期に同じようなことを悩むのでその情報を一緒に共有しあえていると思う、だから仲間がいるといいなと思うとのことでした。 何かを発信し、仲間が「いいね」をつけるだけで、次もまた頑張ろうと思えると教えてくれました。

 石原さんからは、「自分は起業家ではないけれども、起業には夢が大切だと思う」と教えてくれました。起業の支援者同士はつながっているので、支援者の立場としては、発信してくれることによって、紹介ができたりサポートができたりする。そして夢があることで、その夢を応援したいと思える人同士で紹介しあえたりするということでした。

 そして、「応援したい人の特徴」の二つ目の質問が投げかけられました。石原さんからは、「自分を大きく見せすぎない人」ということがあげられました。「なんでもできます」と無理をしすぎず、「弱みも含めて見せられる」ことが大切だと思う、と話してくれました。

 

 古谷さんからは、「素直に助けてほしい」「手伝ってほしい」と言えることが大切だが、自分はそれが少し苦手だけれどもという体験も含めて語ってくれました。

 野崎さんに持ち込まれた相談では、その人自身が何かやりたい、何をやりたいのかが明確でないときは、「ご縁がないかな」と感じる時があるということでした。やりたいことや夢があると、野崎さんとしても「○○できるかも」と提案ができる、ということでした。

 古谷さんが「もっとこういう支援ができるのに」と思う瞬間は、「壁打ちとかこういったことがしたい」という思いを伝えてもらうと、次のプランについて一緒に考えたりできる、と話してくださいました。

 野崎さんは、「僕は話を聞くのが抜群に上手なので」と前置きをしたうえで、話を聞きながらサポートすることができると思う、と言ってくれました。




 ライトニングトークでは、きみのたねこうぼう代表の高校生起業家/澤田さんが、今の団体の趣旨や背景について語ってくれました。ライトニングトークとは、起業を目指す人が、自分の事業を数分で説明し、仲間づくりや資金を集めるための趣旨で行われます。

 きみのたねこうぼうは、すでに学生団体として活動しているため、その活動や想い、そして継続するためのビジネスプランを5分で率直に語ってくれました。自分の体験に基づいたこれからの展望を披露すると、会場は熱気に包まれました。




 5分間の休憩の後、ワークショップがスタート。


 3~4人の1グループで、自分の人生を言語化するためのワークを行いました。自分の人生を振り返って、人生の期間ごとにタイトルをつけ、その気持ちにピッタリだと思う写真を切り取って、振り返ってもらいました。

 少し緊張している様子の参加者の方もいましたが、司会進行の井上さんが、「お菓子も食べることで、イメージがわきますよ」と促し、ワークをしている間も、お菓子を食べたりと、話が弾んでいました。

 そして、自分の人生を振り返るワークを書いてもらった後、それぞれが発表。参加者のみなさんが笑顔で聞くような促しもあり、自分の価値観を明確化し、発表しながらお互いを知り、つながりを増やそうという趣旨でワークが行われました。自分の人生のテーマに合う写真を探しながら、自分の人生の価値観を振り返り、お互いのことを語りあっていました。参加者の皆さんもお互いを何となく見知っているという場合でも、ここまで話す機会はなかったからよかった、という言葉もありました。



 

開催終了後も、参加者同士で交流し、写真撮影や連絡先を交換したり、また参加者の皆さんもゲストの方々と話が弾んでいました。

 

次回の交流会企画は3月の開催予定です。
「起業に関心があり、起業仲間がほしい方」
「自分のやりたいことを周囲に話してみたい方」
「自分で色々とやってみたい方」
「起業にちょっとでも興味がある方」など

ご参加をお待ちしています!