8月27日(土)「起業入門セミナー~U・Iターン~」を開催しました!



8月27日、こうちスタートアップパーク(KSP)では「起業入門セミナー」をオンラインで開催しました。
今回のテーマは「U・Iターン」です。

高知県内外の様々な地域からご参加いただき、まずは、お互いの自己紹介や、本日の講座を受講した理由などを数名のグループに分かれて共有しました。
「課題を解決するために、起業をしたいけれど、何から始めていいかわからない」という方や、「起業に対する漠然としたイメージをより具体的にしたい」など、起業に興味のある方が多くいらっしゃいました。


 



続いて、アルファドライブ代表取締役社長兼CEOの麻生要一氏による「起業は誰にでもできる」をテーマにした講演です。

「正しくやれば起業は誰にでもできる。起業をするためにはまずは仮説を立て、顧客にヒアリングをする。それを繰り返し行っていくことで、顧客に求められていることが明確になり、起業につながっていく」ということを参加者の方々にお伝えしました。

「顧客に仮説を何度も持って行き、修正を繰り返す事ことが大事」という言葉が参加者の心に残った様子で、参加者からは「自分自身の気持ちと向き合い、まずは行動することが大事」「私でも何かできるかもと思えた」などと起業への一歩を踏み出された様子でした。


 



次に、「移住から起業までの道のり」をテーマに、ゲスト講演とパネルディスカッションを実施。
今回は イナカデリコを運営する株式会社StoryCrewの代表共同経営者、浅野聡子さんを講師にお招きして、起業に踏み出したきっかけや、起業したときの苦労等をお話しいただきました。

地産外商を目的に、高知県産の食材や食品のブランディングを手掛ける事業で起業した浅野さん。
事業は順調な中、「この事業は自分が起業してまでやりたいことなのだろうか。」と心のモヤモヤを感じ、自分のWillを起点に事業の内容を考え直します。
そして、現在の事業であるイナカデリコを開業しました。
イナカデリコでは、高知県産の食材で作った美味しく健康的な料理を、都会のオフィスで働くビジネスパーソンに様々な形で提供し好評を得ています。

 



パネルディスカッションでは、「起業してからのつらかったこと」や「未知の業務に挑戦する際の情報やナレッジを収集する方法」という話をはじめ、様々なお話をしていただきました。
起業してからのつらかったことに関しては、浅野さんは事業計画のプレゼンが得意であったため、周囲から面白いアイデアだと言ってもらいながらイナカデリコを開業しましたが、実際に売上が上がるまで半年もかかったそうです。
「顧客がほしいものと自分が良いと思っているものが一致していることはほとんどなく、第一部の麻生さんの講演のとおり、顧客の声を聴きながら改善を繰り返しました。」と、これから起業される方々にとても参考になるお話をいただきました。

また、情報やナレッジの取得に関しては、分からないことがあるたびに、自分で本やネットを活用して調べていたそうです。専門家に聞くことも多いとのことですが、専門家の意見を全て真に受けず、自分で考えることを大切にしていらっしゃるとのことでした。
浅野さんのお話を聞いた参加者は、とても満足したご様子でした。 


 



プログラムの最後に、オンライン上でグループに分かれて、簡単なディスカッションを実施しました。
参加者の方々は「セミナーで感じた“気持ち”の共有」「今日一番の学び」「セミナーの後に活かせると思ったこと」「セミナーの後に何をするか」といった内容で、意見交換を実施しました。


終了後、参加者からは
「色々考えて止まっているより行動を起こすことが大事ということがすごく勉強になりました。」
「第1部と第2部の話がつながっていて理解を深めやすかったです。」
「今日は参加して本当に良かったと思いました。」
といった声を聞くことができました。


「起業に興味はあるけど、何をすればいいか分からない方」
「キャリアの選択肢として、起業について考えてみたい社会人の方」
「学生のときに自分のやりたいを実現させたい方」
このような方に特にオススメの講座となっております。
次回の起業入門セミナーは11月5日(土)開催予定ですので、皆様のご参加をお待ちしております。